ネット上の掲示板やSNSでは、「発達障害顔」「自閉症の見た目」といった根拠のない俗説が飛び交うことがあります。しかし、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)などの発達障害にも、特有の顔立ちなどは一切存在しません。
自閉スペクトラム症の場合、感覚過敏から眩しそうに目を細めたり、表情のフィードバックが独特であったりするため、静止画ではなく「動的な表情」において特徴を感じる人がいるのは事実です。また、ADHDの多動性によって視線が激しく動く様子が、独特の印象を与えることもあります。
ネット上で流布されている「目が離れている」「鼻が低い」といった外見のステレオタイプは、何の科学的根拠もないデマや偏見です。特定の外見的特徴を発達障害や知的障害と結びつける言説には、十分な注意が必要です。