道端の草を美味しそうに食す姿で視聴者の脳裏に強烈なインパクトを残している俳優の正体は、数々の名作ドラマで名脇役として活躍する岡本信人氏です。1948年1月生まれ、山口県出身(東京都育ち)のベテラン俳優で、劇団ひまわりを経て若くして芸能界へ飛び込みました。
岡本信人氏の代表作といえば、橋田壽賀子脚本の国民的ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の中華料理店「幸楽」の店主・小島勇役が挙げられます。温厚で家族思いでありながら、母親と妻の間で板挟みになる人間味あふれるキャラクターを長年にわたり好演し、お茶の間の絶大な支持を獲得しました。さらに『肝っ玉かあさん』『ありがとう』など昭和・平成を代表するホームドラマに欠かせない存在として確固たる地位を築いています。
俳優としての確かな演技力と柔和な笑顔を持ちながら、ひとたび屋外に出ると鋭い観察眼で食べられる雑草を見分け、天ぷらやおひたしにして食すという独特のキャラクター。この鮮烈なギャップが、バラエティ番組『プレバト!!』や旅番組、トーク特番などで重宝され、「元祖・野草タレント」としての名声を不動のものにしました。