斜め顔のアタリの取り方において、丸を描いて十字を入れるだけの単純なアプローチは、初心者にとって破綻の元凶となります。立体を破綻させないためには、ルーミスメソッドをベースとした「球体+側面カット」の考え方を導入するのが最も効果的です。
まず、正円を描いた後、側面(耳側)をスライスするように楕円で切り落とします。この切り落とした側面の中心に耳の付け根が位置し、ここから顎のエラへと繋がるラインが生まれます。この側頭部の平面を意識するだけで、顔の立体感は劇的に向上します。
次に、イラストにおける顔の黄金比を適用します。頭頂部から顎先までを3等分し、上から「髪の生え際」「眉頭」「鼻の下」「顎先」を等間隔(1:1:1)でプロットします。さらに、眉の位置から水平に回り込むラインと、耳の上端の高さが一致することを確認してください。この基準線が狂うと、どれだけ目を綺麗に描き込んでもデッサン崩れを防ぐことはできません。