鬼滅の刃「上弦の壱」黒死牟の正体と悲哀|縁壱への嫉妬と最強の強さを徹底解明

鬼滅の刃「上弦の壱」黒死牟の正体と悲哀|縁壱への嫉妬と最強の強さを徹底解明

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「無限城編」における黒死牟との決戦は、作中屈指の苛烈な総力戦として描かれます。対峙したのは、鬼殺隊最強の岩柱・悲鳴嶼行冥、風柱・不死川実弥、霞柱・時透無一郎、そして鬼喰いの特異体質を持つ不死川玄弥の4名です。

霞柱・時透無一郎(黒死牟の子孫)の身体を胴斬りにし、玄弥を両断するなど圧倒的な武威を見せつけますが、命を賭した鬼殺隊士たちの猛攻により、無一郎の捨て身の赫刀刺突、玄弥の血鬼術による拘束、悲鳴嶼と実弥による渾身の連撃によって、ついにその首を斬り落とされます。

しかし、黒死牟の肉体は崩壊せず、首を再生させて異形の怪物へと進化を遂げます。日輪刀による首切断という唯一の弱点を克服し、完全な不死者となったかに見えました。だが、その直後、彼を襲ったのは「激しい精神的拒絶」でした。

柱の刀身に映った自身の姿は、武士の面影を完全に失った、おぞましい六つ目の怪物でした。脳裏に蘇る「お前はそんな姿になりたかったのか」という自問自答、そしてかつて老いた弟・縁壱が涙を流しながら遺した言葉――。自身の生き恥と醜悪さに絶望した黒死牟は、再生の意志を自ら放棄。無一郎の赫刀による傷口から急速に崩壊が始まり、塵となって消滅しました。

彼が消滅した跡には、ボロボロになった着物と、かつて巌勝が幼少期の縁壱に買い与え、縁壱が生涯大切に持ち続けていた「手作りの笛」だけが遺されていました。黒死牟は縁壱の死後、その笛を二つに断ち割りながらも、四百年以上にわたり肌身離さず懐に隠し持っていたのです。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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