SNSや国内外のたまごっちコミュニティをリサーチすると、ござるっちは常に根強い支持を集めています。優等生のまめっちや、華やかなくちぱっち、めめっちとは異なり、なぜ「手のかかる忍者」がここまで愛されるのでしょうか。
長年たまごっちを愛好するユーザーの手記やコミュニティの投稿では、次のようなリアルな声が寄せられています。
「忙しい仕事の合間に育てていたら、お世話が行き届かずにござるっちになってしまった。でも画面の中で必死に手裏剣を投げる姿を見ていたら、自分の不器用さと重なって一番愛着が湧いた」
「完璧に育てたキャラよりも、手探りで試行錯誤した結果生まれたござるっちのほうが、別れのときに圧倒的に寂しさを感じる」
ゲーム開発関係者のインタビュー記録などを振り返っても、たまごっちの原点は「完全無欠なペットを育てること」ではなく、「手がかかる生き物に対する愛着の形成」にありました。お世話を失敗した結果として現れるござるっちは、まさにプレイヤーの人間味や生活感をそのまま映し出す鏡として機能しているのです。