この凶悪な呪文を生み出したのは、後にホグワーツの魔法薬学教授および闇の魔術に対する防衛術教授を務めることになるセブルス・スネイプです。
ホグワーツ在学中、スレイザリン寮に所属していたスネイプは、並外れた魔法の才能を発揮しながらも孤独と差別に苦しんでいました。特にジェームズ・ポッターやシリウス・ブラックら「忍びの地図」を作った4人組から執拗ないじめを受けていたスネイプは、自衛と復讐のために独自の呪文開発に没頭します。
スネイプは母の旧姓「プリンス」にちなんで自らを「半分の血のプリンス(半純血のプリンス)」と名乗り、自身が使っていた『上級魔法薬学』の教科書に数々のオリジナル呪文を書き留めました。その余白に「敵に対して(For Enemies)」という簡潔な走り書きとともに記されていたのが、このセクタムセンプラでした。