アルプス一万尺「小槍の上」の正体!踊ると即転落する断崖絶壁の真相

アルプス一万尺「小槍の上」の正体!踊ると即転落する断崖絶壁の真相

アルプス一万尺「小槍の上」の正体!踊ると即転落する断崖絶壁の真相にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

歌詞に出てくる「アルペン踊り」というダンスは、実際に存在するのでしょうか。

オーストリアやスイスなどのアルプス地方には「レントラー」や「シュープラットラー」といった伝統的な民族舞踊が存在します。しかし、「アルペン踊り」という固有のダンスが実在するわけではありません。日本国内でアルプス地方のフォークダンス全般をイメージしやすいように総称した造語、あるいは作詞時の語感から生まれた表現と見られています。

原曲はアメリカ独立戦争期から歌い継がれてきた民謡『ヤンキードゥードル(Yankee Doodle)』です。日本には明治時代に軍歌や教育唱歌として伝わり、大正から昭和初期にかけて山岳文化が急速に発展する中で、日本の登山者たちが独自の歌詞を乗せて歌い始めました。

険しい小槍の頂で優雅に踊るという奇想天外なシチュエーションは、過酷な山行を笑い飛ばす岳人特有のハイカラなユーモアと憧れが生んだフィクションだったのです。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。