Q1:横になると喉の奥がチクチク・ムズムズして咳が出るのはなぜですか?
A1:身体を横に倒すことで、鼻水が喉の奥に垂れ込む(後鼻漏)か、微量の胃酸が食道を上がってくることによって喉の知覚神経が物理的に刺激されている可能性が極めて高いです。また、夜間は副交感神経が優位になって気管支が細くなるため、わずかな刺激でも敏感に咳反射が誘発されます。
Q2:ドラッグストアで買える市販薬で、夜間の咳に効くものはありますか?
A2:原因が咳喘息やアレルギーの場合、一般的な総合風邪薬はほとんど効果がありません。アレルギー関与が疑われる場合は「第2世代抗ヒスタミン薬」、気管支の収縮が疑われる場合は「生薬配合の気管支拡張作用がある漢方薬(麦門冬湯など)」が一時的な緩和に役立つことがありますが、根本治療には医師の処方による吸入ステロイド薬が必要です。
Q3:逆流性食道炎が原因の咳を防ぐには、寝る前に何を気をつければいいですか?
A3:就寝の2〜3時間前までに夕食を済ませることが鉄則です。特に高脂肪食、チョコレート、アルコール、カフェイン、柑橘類は胃酸分泌を促進し食道の弁を緩めるため夜間は避けてください。就寝時は左側を下にして寝る(左側臥位)と、胃の構造上、胃酸が食道へ逆流しにくくなります。
Q4:子どもの寝るときの咳で注意すべき危険な兆候は何ですか?
A4:犬の遠吠えのような「ケンケン」という乾いた咳や、息を吸うときに「ヒュー」と音がする場合(クループ症候群の疑い)、また呼吸に合わせて小鼻が膨らんだり胸がペコペコと窪む陥没呼吸が見られる場合は、窒息のリスクがあるため夜間であっても救急外来を即座に受診してください。