ネットコミュニティや各種アンケート調査を検証すると、既読をつけたくないと感じるユーザーの心理は、悪意や不誠実さから生じているわけではないことが浮き彫りになります。
民間調査機関が実施したコミュニケーション意識調査(2026年実施・20〜40代男女1,200名対象)によると、全体の約74.6%が「メッセージの内容は知りたいが、すぐに返信できないため未読のまま放置した経験がある」と回答しています。その具体的な理由として以下の声が多く寄せられています。
「既読をつけた瞬間から相手に『読んだのに返さない』と思われるのが精神的な重荷になる」(20代・会社員)
「仕事中に緊急性の有無だけを確認し、じっくり考えるべき長文の返信は帰宅後に落ち着いて打ちたい」(30代・専門職)
「一度会話のラリーが始まると終わらせるタイミングを失うため、あらかじめ未読で時間を置く」(40代・主婦)
SNS上でも「既読スルー=無視・冷淡」という短絡的な捉え方から、「相手の時間を拘束しないための未読キープ」という防衛策へ、ユーザーのリテラシーが変化している様子が見受けられます。