新宿駅で道に迷う最大の要因は、電車の降車位置と改札階の空間認識にあります。山手線や中央線などJR各線のホームは地上2階から1階に位置していますが、歌舞伎町方面へ向かうための新宿駅東口改札は地下1階に設置されています。ここで多くの人が陥る罠が、誤って「南口」や「新南口」といった高架上の改札へ上がってしまうパターンです。一度南側に出てしまうと、甲州街道の跨線橋を渡り直すことになり、余計な高低差移動で10分以上のタイムロスを強いられます。
駅構内の案内板に従って地下1階の「東口改札」または「中央東口改札」を抜けたら、そのまま地上広場(東口駅前広場)へ上がってはいけません。混雑が激しい広場を横断するよりも、地下通路(メトロプロムナード)を北東方面へわずか数十メートル進み、新宿駅B13出口の階段・エスカレーターを利用するのが最も無駄のない動線です。
かつてランドマークだった新宿アルタ横へ直接浮上できるB13出口から地上へ出ると、目の前には靖国通りの大横断歩道が広がります。信号を渡れば、象徴的なネオンが輝く歌舞伎町一番街のアーチゲートが視界正面に入ります。改札からB13出口を経由した地上までの実測移動時間は徒歩約3分。改札出口のフロア選択と地下出口の番号を事前に固定しておくことこそが、迷宮を突破する絶対的な第一歩です。