Web上の情報や旅行者の思い込みには、現場の実態と乖離した盲点がいくつか存在します。
誤解1:「新幹線の駅だから熊本駅前まで行くのが正解?」
旅行者が陥りがちな最大の誤解は、「熊本の玄関口=JR熊本駅」と考えてしまうことです。リムジンバスで「熊本駅前」まで乗車してしまうと、熊本城の最寄りである桜町や通町筋を通り過ぎてしまい、約15分のタイムロスと追加運賃が発生します。熊本城の最寄りはあくまで桜町バスターミナルまたは通町筋です。
誤解2:「タクシーなら裏道を通って早く着く?」
熊本空港から市内へ抜ける主要道路(県道28号線、国体道路など)は並行する抜け道が少なく、住宅街の狭隘路に入るとかえって信号待ちや離合困難で時間がかかります。タクシーであっても物理的な渋滞を劇的に短縮することは難しいため、「急いでいるからタクシー」という判断が夕方ラッシュ時には通用しないケースがある点に留意してください。
誤解3:「最安ルートは歩きが多くて観光に向かない?」
「空港ライナー+JRルート」は乗り換え回数こそ増えるものの、新水前寺駅での市電乗り換えは段差が少なく整備されています。熊本市電に揺られながら熊本の街並みを眺める体験そのものが旅の情緒を高めてくれるため、純粋な移動コスト削減以上の旅情価値が得られます。