河島英五は1952年4月23日、大阪府東大阪市に生まれました。若い頃から音楽に傾倒し、フォークグループ活動を経て1970年代中盤に本格的なソロ活動を開始。豊かな体躯から放たれる圧倒的な声量と、人情味あふれるリリシズムで瞬く間に音楽シーンの第一線へと躍り出ました。
彼の活動は単なるヒットチャート狙いの商業主義とは一線を画していました。全国各地を巡る過酷なコンサートツアーを精力的にこなし、ライブハウスから大ホールまで、観客と至近距離で呼吸を合わせる現場主義を貫徹。さらに音楽活動にとどまらず、環境保護活動やチャリティー、海外への冒険行など、規格外のスケールで自らの情熱を行動へと昇華させていきました。
飾らない人柄と義理堅さで音楽界のみならず多くの文化人・ファンから深く慕われ、豪放磊落でありながら誰よりも繊細な感性を持った稀有な表現者として、日本のポップス・フォーク史に確固たる足跡を残しました。