検索窓に「真如苑 悠音精舎」と入力すると、サジェストキーワードとして「佐賀県基山町」という地名が頻繁に浮上します。そのため「佐賀の山中に悠音精舎という秘密の巨大施設があるのではないか」と誤認する人が後を絶ちません。しかし、宗教法人の登記情報および公式発表資料を精査すると、「悠音精舎」という名称を持つ別院は、大阪府高槻市阿武野1-10-1の1カ所のみです。
では、なぜ九州の「佐賀県基山町」という具体的な自治体名と悠音精舎が結びつけられたのでしょうか。背景を調査すると、複数の要因が重なり合った構造が見えてきます。基山町周辺は古くから寺社や宗教関連の聖地が多く点在するエリアであり、真如苑においても九州地区での大規模な信徒の集い、あるいは過去に九州各地で厳修されてきた野外柴燈護摩(斉燈護摩)の開催情報などが、ネットの掲示板やSNS上で伝言ゲームのように混ざり合ってしまったことが発端です。
ネット上の情報空間では、一度「巨大施設があるらしい」という断片的な書き込みがなされると、実在する高槻の悠音精舎の写真や壮大な護摩法要のイメージと結びつき、実体と異なる噂が独り歩きしてしまいます。結論として、佐賀県基山町に「悠音精舎」という名の施設は存在せず、悠音精舎を目指す読者が向かうべき場所は大阪府高槻市です。