「JAの自動車ローンは敷居が高い」という噂は、決して根拠のない都市伝説ではありません。結論から言えば、JAマイカーローン 審査基準は一般的なディーラー系ローン(信販会社ローン)と比較して明確に一段高いハードルが設定されています。その決定打となっているのが「金利水準と貸し手側のリスク許容度の反比例関係」です。
金利が年5%〜8%程度に設定されることの多いディーラーローンの場合、利息収入に十分な貸倒れリスクが織り込まれており、万が一返済が滞った場合でも車両そのものを引き揚げる所有権留保が前提となっています。対して、JAマイカーローンの金利は年1.5%〜2.5%前後の超低水準です。貸し手であるJAバンクおよび保証会社としては、極めて薄い利ざやの中で利益を出す必要があるため、「1件の焦げ付きも許されない」という極度の厳格運用を敷かざるを得ません。
金融機関の融資担当経験者は次のように内情を明かします。
「ディーラーローンが『多少のリスクを取ってでも車を売るためのファイナンス』であるのに対し、JAのローンは純粋な『銀行水準の資金貸付』です。金利が低いということは、審査を通過できる客層を意図的に最高ランクの信用力を持つ層に絞り込んでいることを意味します」
つまり、審査が厳しいのではなく、最初から「信用力に一切の曇りがない人だけを歓迎する商品設計」になっているのが真相です。