かつて少女たちを熱狂させた少女漫画 レジェンド作家 現在の動向や、昭和・平成カルチャーの再評価熱はどのような状況にあるのでしょうか。
一条ゆかりや美内すずえ、矢沢あいといったレジェンド作家たちは、体調管理や創作ペースを調整しながらも、原画展の開催や記念出版、復刊プロジェクトの監修などを精力的に行っています。矢沢あいの全国巡回原画展では、連載当時を知らないZ世代から当時の愛読者まで幅広い層が詰めかけ、手書き原稿の緻密さと圧倒的なファッションセンスに絶賛の声が集まりました。
同時に過熱しているのが、昭和レトロ 少女漫画 付録のコレクターズ市場です。当時の雑誌についていた紙の組み立て付録、レターセット、トランプ、ビニールバッグなどは、現在オークションやフリマアプリで高額取引されるケースが多発しています。当時の作家陣が自著や手記で明かしたところによると、毎月の付録用イラストの描き下ろしは過酷を極めたものの、「読者の女の子に一番喜んでもらえる特別なアイテム」として情熱を注ぎ込んでいたといいます。こうした作家と読者の濃密な信頼関係が、半世紀近く経った今も色褪せない熱量を生み出しています。