ヤクザの現在は壊滅寸前?激変したシノギとトクリュウ台頭の真相

ヤクザの現在は壊滅寸前?激変したシノギとトクリュウ台頭の真相

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ヤクザが壊滅的な打撃を受けた最大の契機は、1992年の暴力団対策法(暴対法)施行に始まり、2011年までに47都道府県すべてで整備された暴力団排除条例(暴排条例)の完全定着です。この法制化は、ヤクザから「市民社会における生存権」を法的に剥奪する効果をもたらしました。

現在、暴力団員であることが判明した場合、以下のような日常のあらゆる契約行為が即座に遮断されます。

  • 金融機関の口座開設不可:既存口座も凍結され、クレジットカードの発行や電子マネー決済の利用も拒絶される。
  • 不動産賃貸・購入の拒否:賃貸住宅の契約書には必ず暴排条項が含まれており、身分を偽って契約すれば詐欺罪で即時逮捕される。
  • 通信機器の契約不可:スマートフォンや光回線の個人契約が一切結べない。
  • ホテル宿泊・ゴルフ場利用の禁止:利用規約違反として詐欺容疑の適用対象となる。

さらに深刻なのが、組織を正式に脱退した後も付きまとう「元暴5年条項」の存在です。警察や社会のルール上、暴力団を離脱してから最低5年間は「現役の暴力団員と同等」とみなされ、銀行口座の開設やアパートの契約が認められません。更生しようにも就職口が見つからず、生活保護の受給申請でも厳しい審査に直面するため、孤立無援となった離脱者が再び地下社会へ戻らざるを得ない「社会復帰のデッドロック」が大きな構造問題となっています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。