カーボベルデ代表に関してネット上で散見される誤解のひとつに、「単なる帰化選手の寄せ集めチームではないか」という見方があります。しかし、これは実情を正しく捉えていません。
召集されている選手の大半は、両親や祖父母がカーボベルデ人であり、幼少期からカーボベルデの文化や音楽(モルナ)、クレオール言語に触れて育った正真正銘のルーツ保持者です。FIFAの資格規定に則った合法的な選択であると同時に、祖国に対する強い誇りを持って合流しています。金銭的インセンティブによる形式的な帰化とは一線を画す、血統と文化に根ざした結束こそがチームの真のアイデンティティです。
【プロの結論】小国が世界で勝つための組織論と教訓
カーボベルデ代表の快進撃は、スポーツ界のみならず現代の組織論やグローバル人材活用においても極めて示唆に富んでいます。限られたリソースの中で自前の育成だけに固執せず、国外に広がる同胞ネットワーク(人的資本)を正確にマッピングし、明確なビジョンとアイデンティティで結びつける手法は、人口減少社会における戦略モデルとしても高く評価できます。