ネット上の情報や口コミでは「やましろやに行けば何でも最安で揃う」といった極端な声も見受けられますが、流通の専門的見地から見るといくつかの盲点と誤解が存在します。
第1の誤解は、「すべてのカテゴリーが地域最安値というわけではない」という点です。やましろやの価格競争力は生鮮食品(野菜・肉・魚)や日配品に集中しています。大手メーカーの特定調味料、レトルト食品、紙類や洗剤などの日用品に関しては、大手ディスカウントストアやドラッグストアの特売価格と同等、あるいは一部競合店の方が数十円安いケースもあります。
第2の盲点は、「安さに惹かれた買い過ぎによるフードロス」です。1パックあたりのボリュームが大きい肉類や、まとめ売りでお得になる野菜類は、単価計算では割安でも、消費しきれずに傷ませてしまえば実質的な損失となります。チラシで安さを確認した段階で、「その週のうちにどう使い切るか」「冷凍保存できるか」までを想定しておくことが、真の家計防衛には欠かせません。