架空のキャラクターに恋愛感情を抱く人々を指す「フィクトセクシュアル(Fictosexual)」という言葉は、もはや一部のサブカルチャー用語ではない。学術的な研究も進み、多様なセクシュアリティの一つとして認知されつつある。
従来の結婚観が「異性愛・生殖・共同生活」を前提としていたのに対し、現代の若者層を中心に、従来の枠組みに囚われない生き方を肯定する動きが広がっている。誰かを傷つけるわけでもなく、自らの精神的な安定と幸福のためにキャラクターと生きる。その選択を他者が否定する権利はあるのだろうか、という倫理的議論が本格化している。