華やかな話題の裏で、現場は悲鳴を上げている。日本全国のローカル鉄道を揺るがしている「運転士不足」の波は、当然ここにも押し寄せている。団塊世代のベテラン運転士たちが次々と定年を迎える一方で、若い担い手の確保は困難を極める。採用活動を強化しても、競合する他業界との人材獲得競争に勝つのは容易ではない。
減便やダイヤ改正による効率化は避けられない現実だ。しかし、利便性が下がれば利用者はさらに離れていく。この悪循環を断ち切るため、勤務体系の見直しや、運転士の育成期間を短縮するためのシミュレーター導入など、現場では血のにじむような効率化の努力が続けられている。限られた人員でいかに安全運行を維持するか、綱渡りの運営が続く。