SNSや大手質問掲示板を調査すると、「通販で購入したニットを着たら、萌え袖どころか指先まで完全に消え去った」「ジャケットからシャツの袖が5cm以上はみ出てしまい、だらしない姿になった」という切実な声が数多く見受けられます。
お直し工房の熟練職人は、来店する顧客の傾向について次のように語っています。
「お客様の持ち込みで非常に多いのが、袖丈自分で測る方法を試したものの、メジャーを当てる姿勢が歪んでいたために生じるズレです。ご自身で鏡を見ながら腕を横に上げたり背中を丸めたりして測ると、腕の筋肉の伸縮や肩甲骨の開きによって平気で3〜4cmの誤差が生じます。」
自分の体を測る場合、直立姿勢を崩さずに正確な数値を出すことは至難の業です。どうしても体を直接採寸したい場合は家族など第三者に測ってもらうか、あるいは「手持ちの服を床に広げて測る」アプローチを徹底することが、トラブルを防ぐ最も堅実な防衛策となります。