年齢を重ねるにつれて硬さやサイズ感の変化を自覚する場合、組織レベルでの退行性変化が起きているケースがあります。主な要因は海綿体の萎縮と弾力性の喪失です。
海綿体のしなやかさを保つためには、定期的な血流の流入と男性ホルモンであるテストステロンの働きが欠かせません。テストステロン値が低下すると、血管内皮の修復力が落ち、平滑筋の細胞数が減少して結合組織(コラーゲン)へと置き換わってしまいます。この状態が「海綿体硬化」であり、スポンジ組織がカチカチに繊維化して血液を十分に抱え込めなくなります。
また、就寝中に自然発生する夜間勃起(朝立ち)の回数が減ると、組織に新鮮な酸素が供給される時間が短縮され、さらなる萎縮を招く悪循環に陥ります。血管の老化や代謝低下を放置することが、構造そのものの衰退を加速させる大きな要因です。