Q1:天津七三郎の本名と、死刑囚となった具体的な罪状は何ですか?
A1:本名は車興佶(くるま こうきつ)です。映画俳優廃業後の1964年12月21日、多額の借金返済に窮した結果、宮城県仙台市で知人の金融業者宅の男児(当時5歳)を身代金目的で誘拐し、同日中に絞殺して遺体を遺棄した「智行ちゃん誘拐殺人事件」の犯人として逮捕されました。身代金目的誘拐・殺人・死体遺棄の罪により死刑が確定し、執行されました。
Q2:天津七三郎が出演した代表作映画『切腹』では、どのような役でしたか?
A2:1962年に公開された小林正樹監督の映画『切腹』(主演:仲代達矢)において、物語の舞台となる彦根藩井伊家の家臣武士のひとりとして出演しています。台詞や出番は限られていたものの、作品自体がカンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞するなど世界的な名作となったため、皮肉にも彼の姿は映画史に永遠に残ることとなりました。
Q3:なぜネット上で「マキノキネマ」や「無声映画」と一緒に検索されるのですか?
A3:戦前の無声映画時代に隆盛を極めた「マキノキネマ」の時代劇スター(阪東妻三郎など)と似た芸名様式を持っていたことや、戦後の松竹撮影所に残っていた旧マキノ人脈との関わりがネット上で曲解され、同姓・同系統の戦前俳優と誤認・混同されて検索候補に表示されているためです。車興佶本人は昭和30年代のトーキー映画時代に活動した俳優です。
Q4:天津七三郎に結婚歴や妻子はいましたか?
A4:事件当時、彼には正式な婚姻関係にあった妻や子どもはいませんでした。仙台の実家で母親と同居しており、金銭的・精神的に強い共依存関係にあったことが当時の裁判記録や捜査資料で確認されています。