本編最終回を迎えてなお、ファンの熱気が冷めやらない理由が、公式アフターストーリーである無職転生 蛇足編 なろうの存在です。著者の理不尽な孫の手氏は、本編完結直後から「小説家になろう」上において、ルーデウスの青年期から壮年期にかけての日常や家族の成長記録を連載しました。
この無職転生 なろう アフターストーリーでは、本編の尺の都合で描き切れなかった重要エピソードが網羅されています。ノルンの結婚、ルーシーたちの学校生活、ギースの足跡、そしてクリフやザノバたちのその後など、キャラクター一人ひとりの人生に決着をつけるエピソードが並びます。2023年以降、MFブックスより『無職転生 〜蛇足編〜』として正式に商業単行本化が進められており、文庫版読者にもその詳細が届けられています。
理不尽な孫の手氏は自身の活動報告等で、「『無職転生』はあくまでルーデウス・グレイラットという男の一代記であり、六面世界における大きな戦い(オルステッドとラプラス、ヒトガミの最終決戦)はその後の世代に託される」と繰り返し証言しています。つまり、本作は壮大な神話世界の「序章」であり、ファンは現在もその先にある新たな物語の幕開けを固唾をのんで見守っているのです。