河野親子をめぐる言説の中には、事実関係が混同されたまま拡散されている情報が少なくありません。代表的な2つの誤解を整理します。
誤解1:「河野談話」は太郎氏が関与・作成したもの?
1993年のいわゆる「河野談話」(慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話)は、父・洋平氏が官房長官時代に発表したものです。太郎氏が政界入りしたのは1996年であり、談話の作成・発表に直接関与していません。河野談話に対する河野太郎氏の見解としては、外相時代も含めて「歴代内閣の立場を継承する」という日本政府の公式方針を踏襲しつつ、個別の歴史認識論争に私見を持ち込まず外交実務を優先する姿勢を徹底しています。
誤解2:洋平氏が太郎氏の政策決定を裏で操っている?
一部の批判的な言説において「太郎氏の背後に洋平氏の親中人脈が存在するのではないか」という疑念が語られることがあります。しかし、実際の政策立案過程や閣僚としての発言記録を見る限り、太郎氏の意思決定は防衛・外務省の官僚機構および自身のブレーンとの議論に基づいており、洋平氏の影に左右されるような従属関係は皆無です。