横浜市の山中竹春市長は、瀬谷エリアの開発を単なる地域振興にとどめず、「脱炭素とイノベーションを融合させた新しい都市モデル」と位置づける。横浜市役所が掲げるマスタープランには、環境配慮型交通の導入や博覧会閉幕後の持続可能な土地利用構想が精密に組み込まれている。
一方で、解決すべき課題も残されている。工事車両の増加による周辺道路の慢性的な渋滞や、児童の通学路における安全確保、さらに急激な変化に対する古くからの住民の困惑だ。行政側には、華やかな未来図の提示だけでなく、足元の生活環境を守る丁寧な対話と迅速な対応が求められている。