事態が動いたのは、長年連添ったキャラクターと声優の関係性に投げかけられた私生活上の激震がきっかけだった。所属事務所である青二プロダクションは迅速な事実確認を行い、本人からの申し出を受ける形で主要役柄からの降板を発表した。作品の顔として長年ブランドを背負ってきただけに、その決断が与えた影響はあまりにも大きかった。
バンダイナムコフィルムワークスおよびサンライズもまた、迅速かつ厳しい判断を迫られた。数々のゲーム作品やイベント、メディアミックス展開におけるボイスの差し替えや再収録は莫大なコストと時間を要する。公式側の対応は、キャラクターの価値を守りつつ、社会的な責任を果たすという極めて繊細なバランスの上で行われたのだった。