今季のカルチャーシーンを語る上で外せないのが、鬼才ティム・バートン監督が描くゴシック・ダークな美学のリバイバルだ。Netflixで世界的人気を博した『ウェンズデー』のアンニュイなモノトーンルックや、不朽の名作『ビートルジュース』、そしてカルト的人気を誇る『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の世界観が、ストリートの仮装トレンドを席巻している。
これらのキャラクターを再現する鍵は、極端なまでの「引き算」と「陰影の強調」にある。ベースメイクは普段よりワントーン明るいファンデーションでマットに整え、グレーやパープルのアイシャドウを目の下へ大胆に乗せる。血色感をあえて消し去ることで、退廃的でありながらどこか気品漂うダークヒロインの佇まいが完成する。