警察の階級一覧と年収格差!キャリア出世の裏事情と全9階級完全解説

警察の階級一覧と年収格差!キャリア出世の裏事情と全9階級完全解説

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日本の警察組織は、警察法第62条によって9つの階級が明確に定められています。最も身近な交番勤務の警察官から、首都・東京を守る警視庁のトップまで、階級ごとに担う役職や責任範囲が厳格に決まっています。

なお、一般に広く知られている「巡査長」は警察法上の正規の階級ではなく、勤務成績が優秀な巡査に与えられる職歴・名誉的な役職(巡査長に関する規則に基づく呼称)です。また、日本の警察組織の頂点に立つ「警察庁長官」は、警察法第34条に基づき階級を持たない特例的な地位にあります。

階級(上位順)主な役職(警察庁・警視庁・道府県警)人員構成比公務員区分(階級外)警察庁長官警察庁の長(全国警察の統括管理)1名のみ国家公務員第1階級:警視総監警視庁(東京都警察)の本部長1名のみ国家公務員第2階級:警視監警察庁次長・局長、大規模道府県警察本部長約0.01%(約40名)国家公務員第3階級:警視長警察庁課長、中小規模県警察本部長約0.2%国家公務員第4階級:警視正警視庁課長、大規模警察署の署長、県警部長約0.5%国家公務員(地方警務官)第5階級:警視中小警察署の署長、警視庁・県警の管理官・課長補佐約2.5%地方公務員(キャリアは国家)第6階級:警部警察署の課長、警視庁・県警の本部係長約6.0%地方公務員(キャリアは国家)第7階級:警部補警察署の係長、交番所長(ハコ長)、主任刑事約30.0%地方公務員(キャリアは国家)第8階級:巡査部長警察署の主任、現場チームリーダー約30.0%地方公務員第9階級:巡査
(巡査長含む)交番勤務員、各課実務担当員約31.0%地方公務員

警察組織のピラミッド構成比率を見ると、全体の約9割が「警部補」以下の実動部隊で占められています。警視正以上の高級幹部は組織全体の1%未満に過ぎず、極めて絞り込まれた幹部統制構造が敷かれています。

また、注目すべきは公務員区分の変化です。都道府県警察に採用された警察官は原則として「地方公務員」ですが、警視正以上に昇任した段階で身分が「国家公務員(地方警務官)」へと切り替わります。給与の支払い元が都道府県から国庫へと移行する点も、警察機構独特のシステムです。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。