新エリア「ファンタジースプリングス」の登場以来、パーク全体の混雑構造は一変しました。エリア前で入場が遮断される光景を見て「なぜ目の前にアトラクションがあるのに中に入れないのか」と戸惑うゲストも少なくありません。このディズニーシー入場制限の真相は、パーク全体の入園制限ではなく、新エリア内のキャパシティを超えないよう厳格に敷かれた「エリア単位のコントロール(段階的流入制限)」にあります。
現在、一般ゲストが新エリアへ進入するためには、対象アトラクションの「スタンバイパス(無料)」または「ディズニー・プレミアアクセス(DPA・有料)」のいずれかを東京ディズニーリゾート・アプリ上で取得することが必須条件です。ここで直面するのが、苛烈を極める発券競争です。
現場の実態として、ディズニープレミアアクセス売り切れ時間は年々前倒し傾向にあります。特にフラッグシップである「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、ディズニーホテル宿泊特典(ハッピーエントリー)の入場者と、一般ゲートの先頭集団だけで午前9時前には完全に完売します。続いてスタンバイパス発券状況も9時半前には全ラインナップが終了するため、午前10時にゲートをくぐるような重役出勤では、新エリアへの足を踏み入れる権利すら得られないのが偽らざる現状です。