姉である浅田舞さん、そして真央さんの二人が近年メディアで語る「家族」についての言葉にも変化が見られる。母親の死という大きな喪失を乗り越える過程で、姉妹の結束は固くなり、同時に父親に対する感謝の思いも再認識されるようになった。
幼少期、莫大な遠征費やレッスン代を稼ぎ出すために昼夜を問わず働いていた父親の苦労を、大人になった二人は深く理解している。直接的な同居や頻繁な露出こそないものの、誕生日や記念日には連絡を交わすなど、一定の尊重に基づいた温かな親子関係が維持されている。世間が勝手に作り上げた「不仲」というステレオタイプとは異なる、成熟した家族のあり方がそこにはある。