現在、暴力団排除条例の厳罰化に伴い、指がない状態のまま一般社会で生活することは「元反社会的勢力」であることを公言しているに等しく、銀行口座の開設、賃貸契約、就職活動において致命的な障壁となります。
そのため、離脱した元組員の社会復帰において重要な役割を果たしているのがメディカル・エピテーゼ(医療用義指)です。シリコン樹脂で作られる現代の義指は、本人の皮膚の質感、血管の浮き出方、指紋や爪の半月まで完全に再現されており、至近距離で見ても見分けがつかないレベルに達しています。
都道府県の暴力追放運動推進センターや警察本部では、元組員の更生支援事業の一環として、義指の製作費用を助成・補助する取り組みを行っており、裏社会の呪縛を断ち切るための象徴的な支援策となっています。