2006年秋、彼女のキャリアは最大の転機を迎えます。TBS系の看板報道番組『NEWS23』のキャスターに大抜擢されたのです。筑紫哲也氏の隣でニュースを伝えるキャスターへの就任は、地方局出身のフリーアナウンサーとしては異例のスピード出世であり、知性派美女キャスターの頂点に立った瞬間でした。
しかし、抜擢からわずか数日後、写真週刊誌によって当時の民主党政調会長・細野豪志氏との不倫路上キス写真がスクープされます。この報道は瞬く間に日本中のメディアを揺るがし、出演開始からわずか数週間で番組を突如降板。テレビ界の第一線から姿を消すことになりました。
半年以上の謹慎期間を経て、彼女は2007年にバラエティ番組『ビートたけしのTVタックル』や『ロンドンハーツ』などで復帰を果たします。自らのスキャンダルを隠すことなく、毅然と、時に自虐を交えて堂々と語る姿は、従来の「非を詫びて大人しくなる女子アナ」のステレオタイプを打ち破り、女性層からも強い支持を獲得。知性と度胸を併せ持つ唯一無二のコメンテーターとして、奇跡的なV字回復を遂げました。
しかし2008年、フジテレビ系の情報番組『サキヨミ』のキャスターに就任した直後、再びプロ野球選手との深夜デートが報じられ、無期限の謹慎処分を受けることになります。類まれなる才能と美貌を持ちながら、私生活の隙によって報道の第一線から幾度も退かざるを得なかったドラマチックな巡り合わせは、今なお語り草となっています。