Q1:運動後や暑い日に愛犬の舌が濃い赤色になるのは病気ですか?
A1:激しい運動や興奮の直後は、体温を下げるために心拍数が増加し、舌への血流が一時的に増大して鮮やかな赤色を呈します。これは生理的な正常反応です。ただし、涼しい部屋で安静にしてから15〜30分以上経過しても色が元に戻らない場合や、赤黒く鬱血したような色調が続く場合は熱中症の初期症状が疑われるため、速やかな体温測定と冷却処置、動物病院への連絡が必要です。
Q2:高齢になってから急に舌の表面に黒いシミができたのですが、大丈夫でしょうか?
A2:加齢に伴って皮膚と同様に粘膜へ良性のメラニン色素沈着(老人性色素斑)が現れることは珍しくありません。しかし、高齢期は悪性腫瘍(メラノーマや扁平上皮癌)の好発年齢でもあります。表面がザラザラしている、わずかでも盛り上がっている、周囲に出血や潰瘍がある、あるいは1〜2ヶ月で範囲が広がっている兆候がある場合は、速やかに生検を含めた専門的な検査を受けてください。
Q3:夜間に愛犬の舌が白っぽく見えた場合、翌朝まで様子を見ても問題ありませんか?
A3:舌が陶器のように白い、あるいは明らかにピンク色が失われている場合、自己判断での様子見は極めて危険です。脾臓腫瘍の破裂や急性溶血など、体内で大量の出血や赤血球破壊が進行している可能性があり、数時間でショック死に至る事例が存在します。CRTが2秒以上かかる、呼吸が浅く速い、ぐったりして立ち上がれないといった症状が一つでも併発しているなら、深夜であっても救急動物病院へ連絡し、直ちに受診してください。