指先にできたペンだこがまだ初期段階、あるいは強い痛みを伴わない状態であれば、自宅でのセルフケアによって徐々に柔軟性を回復させることが可能です。鍵を握るのは「角質の柔軟化」と「水分保持」です。
日々の基本ケアとして即座に取り入れたいのが、尿素クリームによる徹底した保湿です。尿素には硬化したケラチンタンパク質を分解して角質を柔らかくする作用と、水分を引き寄せる高い保水力があります。市販の尿素配合濃度10%〜20%の塗り薬を入浴後の皮膚が温まって柔らかくなっているタイミングで塗り込み、指サックや絆創膏で保護して就寝すると、着実になめらかな質感へと導かれます。
角質が分厚く黄色く変色しているような頑固なペンだこには、薬局で購入できるサリチル酸製剤(スピール膏など)が力を発揮します。サリチル酸は角質溶解作用を持ち、硬い角質を白くふやかして剥離しやすくする成分です。使用する際は、ペンだこのサイズに合わせて薬剤を丸く切り抜き、患部に密着させて数日間固定します。白く軟化した部分をピンセットなどで優しく取り除き、決して無理に引っ張らないことが美しく治す鉄則です。