甲状腺疾患は統計的にも女性の発症率が高く、とりわけ20代から40代の働き盛りに発症しやすい特徴を持ちます。その実態を日本社会に広く知らしめた決定的な出来事が、シンガーソングライター・絢香の告白でした。
2009年、人気絶頂の中で俳優・水嶋ヒロとの結婚を発表した緊急記者会見の席上、絢香はデビュー翌年から持病としてバセドウ病を抱えていた事実を明かしました。「歌うときに息が続かない」「立ちくらみや激しい動悸で立っていられない」という極限状態にありながら、責任感から仕事を続けていたと語られています。無期限の活動休止に入った彼女は、約2年間に及ぶ服薬治療と静養期間を経て、2011年末のNHK紅白歌合戦で見事なステージ復帰を果たしました。その後は自ら自主レーベルを立ち上げ、2児の母となった現在も全国ツアーを成功させるなど、絢香 バセドウ病 復帰の道のりは同じ病に悩む患者たちにとって大きな希望の光となっています。
また、タレントの美奈子も自身のオフィシャルブログで詳細な闘病記を綴り、甲状腺肥大による外見の変化や体調不良を赤裸々に告白した一人です。薬物療法でのコントロールが難しく、甲状腺の全摘出手術を選択した経緯を発信したことで、多くの共感を呼びました。歌手・女優の岩崎良美もかつて重度の疲労感と手の震えに苦しみ、バセドウ病の診断を受けて長期間の治療を乗り越えた経験をインタビューで語っています。華やかに見えるバセドウ病 女性タレントたちの告白は、単なる芸能ゴシップを超えて、病態への社会的理解を押し広げる原動力となりました。