七海千秋というキャラクターのビジュアルアイデンティティを語る上で欠かせないのが、シリーズのメインキャラクターデザインを担当した小松崎類氏の公式イラストです。『ダンガンロンパ』特有のエッジの効いたシャープな描線と、どこかノスタルジックで淡いパステル調のカラーリングが融合した初期設定画は、設定資料集の中でも屈指の完成度を誇ります。
公式の超高校級のゲーマー 設定資料を紐解くと、ふんわりとしたショートボブのシルエット、独特の眠たげなアイライン、そして胸元のリボンに至るまで、細密な計算に基づいて構築されていることが分かります。特に『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 絶望編』におけるアニメ原画やキービジュアルでは、ゲーム版のサイバー感漂うタッチから、生身のクラスメイトとしての柔らかさと温もりを強調した作画へと見事な昇華を遂げています。
公式アートが提示した「静謐でありながらどこか芯の強さを感じさせる眼差し」は、後続のあらゆる二次創作イラストレーターにとっての決定的な指針となっています。