山梨県の県庁所在地はなぜ甲府市?山梨市との違いと歴史の真相

山梨県の県庁所在地はなぜ甲府市?山梨市との違いと歴史の真相

山梨県の県庁所在地はなぜ甲府市?山梨市との違いと歴史の真相について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

文献上の記録だけでなく、甲府の街を実際に歩くと、なぜこの地が400年以上にわたって山梨の中枢であり続けたのかが肌感覚で理解できます。

JR中央本線の特急あずさ・かいじが滑り込むJR甲府駅南口を出ると、徒歩3分もかからない一等地に広大な石垣がそびえ立っています。武田氏滅亡後に築城された「甲府城跡(舞鶴城公園)」です。天守台に登ると、周囲360度を取り囲む甲府盆地の山並みと、遠くに冠雪した富士山が一望できます。この要害堅固なロケーションこそが、武田・徳川の武将たちが統治拠点に選んだ決定打でした。

そして、その舞鶴城公園のすぐ西側に隣接して威容を誇るのが山梨県庁舎です。所在地は「山梨県甲府市丸の内1丁目6-1」。アクセスは甲府駅南口から平和通りを南へ徒歩約3〜5分という、全国の都道府県庁の中でもトップクラスの駅前立地を誇ります。

現地を訪れた建築ファンや旅行者を圧倒するのが、敷地内に保存されている「山梨県庁別館(旧本館)」です。1930年(昭和5年)に竣工したこの建物は、幾何学的なレリーフが施されたアール・デコ調の近代建築で、国の登録有形文化財に指定されています。東京タワーの構造設計で知られる山梨県出身の建築家・内藤多仲(ないとうたちゅう)が構造計算を手掛けたことでも知られ、堅牢さと優美さを兼ね備えています。

SNSや旅行口コミサイトの生の声を見ても、「駅を降りてすぐ城跡とレトロクラシックな県庁本館が並んでいて驚いた」「甲府がずっと県の中心だった理由が城跡の展望台に立つと一発でわかる」といったリアルな実感が多数寄せられています。近世の城郭と近代のモダニズム建築、そして現代の行政機構がわずか数百メートルの徒歩圏内に凝縮されている景観は、甲府ならではの大きな魅力です。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。