なぜ「笑」や「筆」は竹冠なのか?漢字の謎と一覧・難読を徹底解剖

なぜ「笑」や「筆」は竹冠なのか?漢字の謎と一覧・難読を徹底解剖

なぜ「笑」や「筆」は竹冠なのか?漢字の謎と一覧・難読を徹底解剖の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

竹冠を持つ常用漢字は、現代の義務教育から漢字検定上位級に至るまで幅広い層に分布しています。文化庁の常用漢字表および日本漢字能力検定協会(漢検)の配当基準に基づき、画数・習得段階・原義の視点から主要な竹冠の漢字を構造化して整理しました。

漢字(総画数)音訓・読み方配当区分・漢検級成り立ちの核心と意味笑(10画)ショウ / わら-う、え-む小4 / 漢検7級神霊を招くために巫女が身をくねらせて舞う姿が起源。のちに「笑う」の意。第(11画)ダイ、テイ小3 / 漢検8級竹の節目を順序正しく巻き重ねていく様子から、序列・順序を表す。筆(12画)ヒツ / ふで小3 / 漢検8級手で筆を持つ姿(聿)+竹筒(⺮)。毛筆の筆記具そのものを示す。等(12画)トウ / ひと-しい小3 / 漢検8級切りそろえた竹簡(竹)の長さを寺(役所)で揃えることから「ひとしい」の意。節(13画)セツ、セチ / ふし小4 / 漢検7級竹の区切り(ふし)。転じて時間の区切り(季節)、道徳的節度を示す。算(14画)サン / そろ-える小2 / 漢検9級両手で計算用の竹の棒(算木・さんぎ)を並べて数える姿を表した会意文字。管(14画)カン / くだ小4 / 漢検7級節を抜いた竹の筒。楽器の笛や水の通り道、全体をまとめる「管理」の意へ。箱(15画)(ソウ) / はこ小3 / 漢検8級竹で編んだ四角い入れ物。車両に取り付けて荷物を運ぶ容器が原点。簡(18画)カン / えら-ぶ小6 / 漢検5級竹の札(竹簡)。手紙や公文書を指し、余計な文字を省くことから「簡単」の意。

文部科学省の小学校学習指導要領で指定されている竹冠の漢字は、第2学年で習う「算」を皮切りに、第3学年で「筆・箱・等・第」、第4学年で「管・節」などが登場します。いずれも道具や計算、時間の単位など、人間社会の基盤を築く概念に直結している点が特徴です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。