SNSやドライバーコミュニティでは、「最近、夜中に点滅する信号機を見かけなくなった」「普通の青赤信号に変わっている交差点が増えた」という声が多数上がっています。この実感は正しく、現在、警察庁および全国の警察本部では夜間点滅信号の原則廃止・運用見直しが強力に推し進められています。
警察関係者や交通安全施策の調査資料によると、夜間点滅運用を廃止する最大の理由は「一時停止を無視した車両による出会い頭の死亡・重傷事故が後を絶たないため」です。深夜時間帯は交通量が激減するため、赤点滅側のドライバーが「夜中だから対向車も交差車両も来ないだろう」と油断し、徐行すら怪しい速度で交差点に進入するケースが常態化していました。一方の黄色点滅側も「自分の方が優先だ」と過信して速度を落とさずに交差点へ突っ込むため、衝突時の衝撃が致命的なものになっていたのです。
実態として、点滅運用を取りやめて24時間通常の定周期信号(通常の青・黄・赤のサイクル)に切り替えた交差点や、車両感知式信号へ改修した地点では、夜間の人身事故件数が劇的に減少したというデータが報告されています。交通インフラの側が「人間の判断力に頼る点滅信号」の危険性を認め、撤去を進めているという事実は、赤点滅の持つ危険性の高さを物語っています。