個室内にカメラがあることに対して「プライバシー侵害ではないか」と抵抗感を覚える人もいます。カラオケの個室は法的に「完全な私的空間(自宅など)」ではなく、不特定多数の利用者が入れ替わりで利用する「準公的空間」と位置付けられます。
更衣室やトイレといった極度のプライベート空間へのカメラ設置は当然違法ですが、カラオケ個室はドアに透明ガラス窓が備え付けられており、外から内部が視認できる構造になっています。これは風俗営業法や各自治体の条例により、密室での風紀紊乱を防ぐ目的で定められている仕様です。
店舗側のリアルタイム監視の実態について、現場スタッフの証言によると「フロント業務、厨房での調理、部屋の清掃、ドリンクバーの補充に追われており、モニター画面をじっと眺めている余裕は一切ない」というのが現実です。モニターは部屋の空き状況や入退室の確認、トラブル発生時の確認用として設置されており、個人の歌唱姿を娯楽目的で覗き見ているわけではありません。