独学で指文字を練習する際、初心者が最も陥りやすい落とし穴が「手の向き」である。鏡を見ながら練習するうちに、相手に見せるべき手のひらや指先を自分側に向けてしまい、相手から見て左右反転した読みにくい形になってしまうケースが実に多い。
専門家が指摘する2つ目の誤りは「手の位置が安定しないこと」だ。緊張のあまり手が上下左右に揺れてしまうと、読み手は視線を固定できず疲労してしまう。肩の力を抜き、胸の前あたりに「四角いフレーム」をイメージして手を固定して表現するのが正解だ。
そして3つ目は「素早く指を動かそうとしすぎる焦り」だ。スピードよりも、一文字ずつしっかりと指を止めて正確な形を作ることのほうが遥かに重要である。文字と文字の間に一瞬の「間」を置くリズムを意識するだけで、相手への伝わりやすさは劇的に向上する。