改革の目玉として最も視聴者の関心を集めているのが、看板報道番組の再編劇だ。夜の看板である『NHKニュース7』や『ニュースウオッチ9』は、従来のストレートニュース中心の構成から、独自取材による深掘り解説やデジタル連動型へと軸足を移しつつある。視聴率競争から一定の距離を置く公共放送とはいえ、夜のプライムタイムにおける存在感低下は避けたいところだ。
各番組のスタジオセット更新やコーナー刷新にとどまらず、取材体制そのものの見直しが進む。速報性を競うネットメディアに対抗するため、専門性を高めた取材班の再編成が急ピッチで行われている。長年親しまれてきたタイムテーブルの刷新は、長年の固定視聴者にどう受け止められるのか。変化への試練は始まっている。