昭和50年代から平成初期にかけて小学生時代を過ごした人なら、見覚えがあるはずだ。丸っこい猫のキャラクター「うちのタマ知りませんか?」や、色鮮やかな「手まり」のイラストが描かれた、二段式のプラスチック製ボックス。あるいは、さらに古い世代なら、重厚な木製の引き出し式裁縫箱かもしれない。
SNS上で「#実家の裁縫箱」というハッシュタグがトレンド入りしたことをきっかけに、多くのユーザーが自宅に眠る裁縫セットの写真を投稿。そのバリエーションの豊かさと、どこか抜けた愛らしさが「逆に新しい」と、10代から20代の心を掴んだ。単なる実用品だったはずのプラスチック箱が、今やインテリア小物として部屋に飾られている。