「ディズニーランドの中に観覧車がある」という誤解がネットやSNSで後を絶たない最大の理由は、舞浜駅周辺やパーク内の一部エリアから非常に鮮明に巨大観覧車が視認できる点にあります。
この観覧車の正体は、東京ディズニーリゾートの施設ではなく、東京都江戸川区に位置する都立公園・葛西臨海公園内に設置された「ダイヤと花の大観覧車」です。2001年に開業したこの観覧車は、地上高117メートル、直径111メートルを誇り、日本国内でも第2位の規模を持つランドマークです。
舞浜と葛西臨海公園は旧江戸川を挟んで隣接しており、直線距離にして約2〜3km程度しか離れていません。そのため、以下のような場所から巨大なホイールが視界に入ります。
- JR京葉線の車窓:葛西臨海公園駅から舞浜駅へ向かう高架橋上から間近に望むことができます。
- 東京ディズニーランド内:「スイスファミリー・ツリーハウス」の最上層展望台や、「蒸気船マークトウェイン号」の最上階デッキなど、視点の高い場所から西側の空を仰ぐとホイール上部が確認できます。
- 東京ディズニーシー内:メディテレーニアンハーバーのフォートレス・エクスプロレーションの高台や、「タワー・オブ・テラー」の屋外非常階段付近から東京湾越しに確認可能です。
パーク設計チームは地上からの視界をほぼ完璧に遮断していますが、園内の高台に登った際にわずかに借景として見えてしまう現象が、「ディズニーランドに観覧車がある」という誤認の温床となっています。