Googleのゲーム群が世界中のエンジニアやコアゲーマーから一目置かれる理由は、単に遊べるだけでなく、意図的に「裏技」が仕込まれている点にある。その筆頭が、ネットワーク切断時にChromeブラウザに突如現れるGoogle恐竜ゲーム裏技の数々だ。
オフライン時にスペースキー(スマホでは画面タップ)を押すと走り出す「T-Rex Runner」は、通常であれば障害物であるサボテンやプテラノドンに接触した瞬間にゲームオーバーとなる。しかし、PCのChromeブラウザ上でデベロッパーツール(F12キー、または右クリックから「検証」)を開き、「Console」タブに特定のスクリプトを入力することで、挙動を自在に改変できる。
代表的な裏技が「無敵化」だ。コンソールに以下のコードを貼り付けて実行すると、当たり判定の処理が無効化され、恐竜はどんな障害物もすり抜けて永遠に走り続ける。
Runner.instance_.gameOver = function(){};
さらに、走行速度を強制的に引き上げるRunner.instance_.setSpeed(100);などのコードも存在し、ハイスコア争奪戦を意図的に楽しむプログラマーたちの格好の実験場となっている。なお、オンライン環境下でもブラウザのアドレスバーにchrome://dinoと直接打ち込めば、通信を切断することなくいつでもこの恐竜ゲームを呼び出すことが可能だ。
また、Googleパックマンやり方にも隠された仕様が存在する。2010年にパックマン誕生30周年を記念して公開されたDoodleでは、検索結果に表示される「Insert Coin(コインを投入)」ボタンを1回押すと通常のシングルプレイが始まるが、ボタンを連続で2回クリックすると「ミズ・パックマン」が出現し、1台のPCで2人同時プレイが可能になる。1Pは矢印キー、2Pは「WASD」キーで操作する仕掛けとなっており、当時のWeb技術者コミュニティに大きな衝撃を与えた。