北杜市明野のひまわり畑が全国の写真愛好家から絶賛される最大の理由は、日本一の日照時間が生み出す強い光と、背後にそびえ立つ標高3,000m級の山々との構図美にあります。ひまわり畑 富士山 撮影スポットとしての価値を最大限に引き出すには、太陽の位置と雲の発生サイクルを理解した立ち回りが欠かせません。
ひまわりの花は原則として「東(朝日の方向)」を向いて咲きます。そのため、午前の早い時間帯はひまわりの正面に順光が当たり、鮮明な黄色を捉えることができます。しかし、南西に位置する富士山や西側の南アルプス連峰を背景に入れて撮影する場合、午後になると逆光傾向になり、山肌に雲が湧きやすくなります。
ベストショットを狙う黄金タイムは「午前7時30分〜午前9時30分」です。この時間帯はまだ大気中の水蒸気が少なく、澄んだ青空の中に富士山の山影がくっきりと現れます。ローアングルから見上げるように構えることで、ひまわりの大輪と富士山の山頂をダイナミックに1枚のフレームへ収めることが可能です。
また、会場内で実施されている明野ひまわり 切り花体験エリアでは、自身で選んだひまわりをハサミで摘み取り、専用ラッピングで持ち帰ることができます(例年1本100円〜200円程度の協力金)。旅の思い出として自宅に持ち帰るだけでなく、手元に持ったひまわりを前景にボカして山並みを写すポートレート撮影も高い人気を集めています。