「みかじめ料」とは、繁華街などで飲食店や風俗店、ナイトレジャー施設などを対象に、用心棒代や縄張り内での営業許可名目、あるいは形骸化した物品購入の代金として要求される不当な金銭を指します。警察庁の治安統計や地域ごとの摘発事例から見ても、要求の手口は年々巧妙化・潜在化しています。
まずは、業種や地域によってどのような金額が要求されているのか、その実態と内訳を客観的データから確認します。
言葉のルーツと現代における変容
「みかじめ」という語源は、正月飾りを飾る期間である「松七日(三日見・みかじめ)」に由来するという説が有力です。かつて年末の締め括りとして挨拶料や正月用品の購入名目で金銭を要求していた慣行が転じ、年間を通じて徴収される上納金を指す隠語として定着しました。
現代では暴力団対策法(暴対法)の規制を逃れるため、「コンサルティング契約」「清掃代行費」「お冷用氷の定期購入代金」など、一見して正当な商取引を装う偽装手口が主流となっています。