日常生活における最大の防御策は、血管内の粘度を上げないための「徹底したこまめな水分補給」と「下肢の血流維持」です。感染中から回復期の約1か月間は、喉の渇きを感じる前に経口補水液や麦茶などで水分を補給し、室内でも足首の曲げ伸ばしやかかとの上げ下げ運動を行ってください。
特に以下の条件に該当する人は、血管リスクが高い「厳重警戒グループ」として体調の変化に細心の注意を払う必要があります。
- 慎重な経過観察が必要な人の条件:
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などの動脈硬化リスクを持つ人
- 心房細動など不整脈の既往がある人
- 喫煙歴が長い人、または経口避妊薬(ピル)を服用している人
- 感染時に38.5度以上の高熱が数日続き、激しい脱水状態を経験した人
感染後数か月以内に、「片側の手足に力が入らない」「箸を落とす」「視野の半分が欠ける」「激しい頭痛とともに吐き気がある」といった異常を自覚した場合は、次の日を待たずに救急搬送を依頼することが、後遺障害を残さないための唯一の選択肢です。