黒部ダムを訪れる最大のハイライトといえば、毎秒10〜15トンもの水が霧状に噴き出す観光放水です。黒部ダムの観光放水の時期は、例年6月26日から10月15日までと設定されています。
この放水時に美しい「二重の虹」を目撃するためには、天候と時間帯が極めて重要です。太陽の位置が低く、ダムえん堤に対して順光となる晴れた日の午前中(特に8時30分〜11時頃)が最も虹の出現確率が高くなります。午後は太陽が高くなり逆光気味になるため、虹を鮮明に写真に収めたい場合は午前早めの時間帯を狙うのが定石です。
一方、山肌が燃えるような赤や黄色に染まる黒部ダムの紅葉の見頃は、例年10月上旬から10月下旬にかけてです。立山黒部アルペンルートは標高差が約2,000メートルあるため、9月下旬の室堂(標高2,450m)から始まり、10月中旬に黒部ダム周辺、11月上旬にかけて長野県側の扇沢へと紅葉前線が約1か月半かけて下りてきます。
秋の行楽シーズンは黒部ダムの混雑予想においても年間最大のピークを迎えます。特に紅葉最盛期の10月上旬〜中旬の土日祝日は、扇沢駅や立山駅のきっぷ売り場・乗車待機列で1〜2時間以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。混雑を回避するには、始発電気に合わせた早朝出発か、WEB予約システム(事前Webきっぷ)の利用が不可欠です。